【徹底比較】市販カラーと美容室カラーの違い!
2020.5.15
よく市販のカラーと美容室のカラーの違いを聞かれます。
「髪を染める」というカテゴリーは同じですが
ホームカラー(市販カラー)とサロンカラー(美容室カラー)は
全く別物と考えて欲しいくらい違います。
今回は市販のカラー(ホームカラー)と美容室のカラー(サロンカラー)の
違いの話を記事にしようと思います。
目次
美容室のカラーと市販のカラーの違いは○○
お客様にはカラー剤の違いから、お話させて頂いております。
では「何が違うのか」、薬剤の種類が違います 。
美容師免許の有無で、扱うことのできる薬の種類に制限があります。
「美容師免許取得者が使うなら、この成分は入れてOK。未取得の人が使うのはNG」 という『美容師免許の取得者か否か』で使えるカラー剤の種類が変わります。
使えるカラー剤の種類が変わると「髪の傷み方」が変わります。
キューティクルを開き髪を脱色するための”アルカリ剤”というものがあります。
美容室のカラー剤に使われるアルカリ剤はアンモニアなど揮発性のもので髪の毛のダメージに繋がる成分を空気中に逃がすことが出来ます。
市販のカラー剤に使われるアルカリ剤はモノエタノールアミンなど不揮発性のもので、「残留」と言って髪の毛の中にダメージ成分が残ってしまいます。
2剤と呼ばれる過酸化水素も濃度の種類があり、美容師は髪の状態をみて使い分けていますが、市販のカラーではパッケージに入っているものしか使えません。
ここまでのまとめ
・市販のカラー剤
一般の方(素人)が使うことを前提に作られています。
そのため、 失敗が少ないように設定されています。
・美容室のカラー剤
美容師(プロ)が使うのが前提に作られています。
そのため、 様々な色味で、幅広いリクエストにお応えでき、髪のダメージにも合わせられるような設定ができます。
続いての違いは・・・
「カラー剤の塗布テクニック」
カラー剤をただ髪の毛に付けるだけではキレイな仕上がりにはなりません!
「 なんとなく根元だけ塗る」、とか「なんとなく全体に塗る 」とムラやダメージしか残りません。
髪の毛には、染まりやすい部分と染まりにくい部分があります。
それに塗っている途中から、すでに発色が始まっています。
それらを理解し、塗布する範囲を正確に行うことでキレイに仕上がります。
その他にも、美容室のカラーには無限の可能性があります。
ハイライト、ローライトなどのホイルワーク。毛先に向かって徐々に明るくしていくグラデーションカラー等、美容室だと家では出来ないカラーを楽しめます。
市販のカラーで美容室の仕上がりを実現するには?
結論から言うと「不可能です」
たとえ美容師が市販のカラー剤で塗布を行っても、薬剤の違いを覆す事は出来ません。
しかし市販のカラー剤を否定することもできません!
各メーカーの開発者は決められた予算で研究・開発を行い検証し世の中に出しております!そのような商品を私個人が裁くのはおこがましい話です、実際に使用している方もおられると思いますので「この程度の使用はOK」的なことを書きたいと思います。
1.分け目・顔周りのみ
2.伸びてきた根元部分のみ
3.泡カラー、ホイップ系は使用しない
泡カラー・ホイップ系のカラー剤は界面活性剤を入れることで泡立つようにできています。
面活性剤の効果で吸収力が上がるので、髪の毛を傷める成分も多く吸収してしまうのでオススメしません。
市販のカラー剤を使い過ぎると美容室でのカラーだけでなく、パーマや縮毛矯正も出来ない髪になってしまうこともありますのでご注意ください。
市販のカラーのデメリット
- キレイに仕上げるには技術が必要で簡単ではない。
- 色ムラや希望の色にならない場合がある。
- 失敗すると美容院でやり直してもらう必要がある。
- 髪や頭皮へのダメージが大きく激しく痛む。
- 色落ちが早い。
- 色の種類が少ない・色味が薄い
- 白髪が染まりにくい、退色しやすい
- 凝ったことはできない
- 準備・片付けが面倒、場合によっては家が汚れる。
市販のカラーと比較した美容室のカラーのメリット
- 色の種類が市販のカラーよりも幅広い。
- ダメージをカバーしながら施術が出来る。
- 染まりやすい、染まりにくいなど髪質に合わせた施術が出来る。
- ムラなく均一にカラー剤の塗布が出来る。
- 白髪もしっかり染め、色持ちが良い。
- 頭皮の弱い方にもカバーしながら施術することもできる。
- 薬剤の使い分けができ、髪や頭皮へのダメージを抑える。
- 自分は手を汚さずにキレイに仕上がる。
- カラー後のダメージが比較的少なく、メンテナンスが楽。
ソワンシュールのカラーの特長
ソワンシュールのカラーは、低刺激のカラー剤を使用しています。
髪のダメージを抑えたオーガニックカラーのヴィラロドラ、繊細な質感表現を叶えるヘアカラーのオルディーブ、ブラウンをかき消し透明感のあるカラーを楽しめるオルディーブアディクシーの3つのラインナップを揃えています。
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美髪の伝道師 岡真吾