【必見】ダメージヘアが気になる方へ、原因と対策
2020.7.9
枝毛やうねり、ぱさつきなど、ダメージヘアに悩む方は多いと思います。できることならダメージを修復してきれいな髪を取り戻したいですよね。
しかし、残念ながら一度ダメージを受けた髪は元に戻ることはありません。
髪の毛は爪と同じくケラチンというたんぱく質でできており、既に死んでしまった細胞 (死滅細胞) です。
髪の毛自体にリペアする自己修復や再生機能などはありません。
ただし、ダメージを受けるスピードを遅らせたり、なるべく傷まないように工夫することはできます。
そこで必要なのが、なぜ髪の毛が傷むのかを知ることです!
今回はダメージヘアが気になる方へ、原因と対策について書いていきます。
目次
髪が傷む?!ダメージヘアの原因は
髪の毛は3つの層で構成されています。
中心にあるのが毛ずい質「メデュラ」で、その周りを水分を含む毛皮質「コルテックス」が覆い、毛皮質を毛小皮「キューティクル」が包みこんで内部を守っている状態です。
ダメージなどの原因でキューティクルが剥がれたりめくれたりすると、コルテックス内にあるタンパク質や水分が流出して、髪が乾きやすく乾いたときにパサパサした状態になります。
さらに、通常うろこ状に重なり合っているキューティクルが傷ついてしまうと、形状が乱れて見た目も髪のツヤがない状態になってしまいます。
ダメージヘアの原因は、キューティクルが傷つき、正常ではない状態から起こる問題ということになります。
ダメージの原因ケース1 紫外線・シャンプー・摩擦
・キューティクルは濡れると開くという性質を持っています。
キューティクルが開いた状態で髪をシャンプーなどでゴシゴシ洗うと傷ついて傷む原因になります、シャンプーは手のひらで泡立てから髪に乗せて指の腹で揉みこむように洗いましょう。
シャンプーの泡は、髪と髪の摩擦を防ぐ役割も果たしています。
・髪を乾かさずに寝てしまうとキューティクルが開いた状態のまま、枕などの摩擦でダメージがおきます。
髪が乾いた状態でも摩擦が起きるとダメージを受けます。
・紫外線が髪の毛に当たると紫外線は吸収され毛髪を構成しているアミノ酸が酸化されて別の物質に変化し毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージを受けます。
その他にも紫外線により乾燥・髪の強度の低下・表面の粗雑化・色素やツヤの消失などの影響を受けます。
ダメージの原因ケース2 ドライヤー・コテ・アイロン
キューティクルは熱にも弱い性質があります。
アイロンやコテをするなら髪が乾いた状態で行うようにしてください。
アイロンやコテをする前にヘアオイルやアウトバストリートメントを使う方もおられますが個人的にはオススメしません。
使うなら、ドライヤーの前に使った方が水分で柔らかくなったキューティクルの摩擦を軽減できます。
ドライヤー・コテ・アイロンの使用ではダメージを与えすぎないように、1ヶ所に熱をあて続けるのはNGです。
ダメージの原因ケース3 ヘアカラー・パーマ
ヘアカラーはアルカリ性の薬剤になりキューティクルを開き髪の内部を染色します。パーマは1剤で髪内部にある「シスチン結合」を切断してロッド等で形をつけて2剤で再結合させることでパーマがかかります。
共に髪の内部の髪を傷める行為であることに間違いありません><
ダメージの原因ケース4 ブリーチ・縮毛矯正
ブリーチにはキューティクルを剥がす薬剤が含まれています。
縮毛矯正の薬剤も強力なのでダメージも絶大です。
髪の毛は補修することができても修復することはできません。
何かをすると髪の耐久はマイナスになります。
例えば 、生えてきた健康な髪の毛を100とするとシャンプーをして0.1マイナス、
アイロンで巻き髪にして0.3マイナス、パーマ・カラーで15マイナスとしたら、
ブリーチ・縮毛矯正は30マイナス位のダメージと考えると分かりやすいかと思います。
ダメージヘアへの対策
・傷んだ髪が元に戻ることはありませんが補修することは可能です。
トリートメントでタンパク質と水分を補給することで髪に潤いやツヤを与えます。
「美髪」とは髪にツヤがあり手触りが良く健康的に見える髪のことを言います。
「健康毛」=「美髪」ではなく「健康的に見える髪」=「美髪」です。
パーマやカラーをしない健康毛の方でもクセやウネリがあるとツヤは出ないので残念ながら「美髪」とは少しニュアンスが違います。
なのでダメージのある方でもケアの仕方で「美髪」になることが可能になります。
・トリートメントでカバー出来ない髪の状態なら思い切ってカットして改めて伸ばすことも対策になると思います
髪の傷みは毛先の方から出てきます。
そのため、ダメージヘアの方も毛先以外はまだ健康状態が損なわれていない場合もありますので、傷みがひどい部分をカットして、健康な髪を伸ばしていくことをオススメします。
・日々のケアが大事です。
濡れた髪のまま寝たり絡まった髪を無理やりブラッシングしたりするのはNGです。
髪の毛と頭皮を健康な状態にしておくために帽子や日傘を使って紫外線にあたらないよう気をつけたり、皮脂を取りすぎてしまうような洗浄力の強いシャンプー剤を使わないことがダメージヘアへの対策として重要です。
対策まとめ
- トリートメントで内部補修する
- 傷んだところをカットする
- 日々、髪へのケアを意識する
ダメージの主な原因はキューティクルの損傷で内側にある成分の流出です。
キューティクルを傷めないように髪を優しく扱うことで髪の状態は劇的に変わります!!
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