「パーマ」や「カラー」などメニューによって美容室を分けるメリット・デメリット
2020.8.3
以前、同業者とミーティング中の会話で「カラーだけで利用させる方」とか「トリートメントだけで利用される方」がいる話が出て、当店でもカラーを他店でされる方がいるのを思い出し記事にしようと思いました♪
分けるメリットはそれほどないと書いておりましたが病院でもセカンドピニオンで「第二の意見」を聞いたりする時代です。
美容院でも他の美容師さんの意見を聞きスタイルの参考にするには十分なメリットがあります。
ただ、同じ美容院ですべてのメニューをする方が、履歴が残り美容師はお客様の髪のダメージ度合を把握できます。
ここでは美容室を分けることについて、メリットやデメリットをご説明したいと思います。
目次
美容室を分けられることについて美容師はどう思っている?
基本的に問題ございません!大概の美容師は気にしないと思います。
稀に「他店に行かず当店で」と言う美容師もいます、恋愛でも束縛するタイプですね笑、ハイ。
別に分ける必要はないですが、「カットはこの人」「カラーはこの人」「縮毛矯正はあの人」となる場合もあります。
今は信号機やコンビニよりも圧倒的に美容室が多い時代です。 たまには違う物を選んで気分転換したり、そこで再発見があったり、何気ない、いつものモノやコトが、実はすごく良かったことに気づいたりすると思います。
美容室を分ける場合のパターン
カラーやトリートメントなど、メニューで美容室を分ける場合、どのようなパターンがあるのでしょうか。実際のお客様のお話しを聞くと色々な事情があるようです。
カラーが高いので安いところでしたい
金額面を考慮してカラーは「カラー専門店」にいく方もおられます。白髪染め等、頻繁に行う方でリタッチ(根元染め)を金額の安いカラー専門店に行き全体の色味を整える時は当店を利用してくださる方もおられます。
引っ越しで行きつけの美容室が遠くなり、他の美容室と併用
引っ越し等で当店が遠くなり近場の美容室と並行して利用してくださっている方もおられます。
結婚式などのセットのみ安い美容室を使う
結婚式などのイベントでヘアセットをする場合のみ「セットサロン」にいく方もおられます。また、セットにかかる時間や特殊技術を用いる場合・営業時間の問題で分けてる方の話を聞いたりします。
クーポンを利用して毎回違う美容室に行く
「美容室を分ける」という話からは少しズレますが初回新規クーポンを利用して毎回違う美容室に通う方もおられます。
美容室を分けるデメリット
基本的に同じ担当者が全ての施術した方が履歴を確認し余計なダメージを防ぎ、ヘアスタイルを作れる為、美容院を分ける必要はないと考えます。
美容室を分ける最大のデメリットはお客様の髪のダメージ度合を把握できないことに尽きます。
他店や家でカラーされた後にパーマに来られた場合、ダメージ度合を見誤りパーマのかかりが強かったり、弱かったりします。
縮毛矯正やその他の施術で、前回した内容が分かっても、使用した薬剤や量で髪のダメージは変わります。
見た目以上に髪の内部が破壊されダメージを受けている場合もあります。
そういった状態を把握してもらうためにも美容室を分けることなく通って頂くことをオススメします。
パーマやカラーなどのメニューで日を分けることについて
「パーマとカラーは分けたほうがいい?」「パーマとカラー一緒に出来る?」
よく聞かれるフレーズです。
答えは
「出来る場合」と「出来ない場合」があります。
薬剤の種類によって「出来る」「出来ない」場合や髪のダメージの場合・なりたいヘアスタイルにより美容師の判断で決まりますのでカウンセリングによって変わります。
髪の毛のキューティクルは薬剤に入っているアルカリから刺激を受けます。刺激を受けたキューティクルが元の状態に戻るのに約1週間かかり、その間は髪の毛がダメージを受けやすく不安定な状態です。
なので、アルカリ性の薬剤を使う場合は1週間ほど間隔をあけるのがベターです。
弱酸性の薬剤を使用するとアルカリを使っていない為このような心配はありませんので、同日の施術が可能です。同日にする場合、「どっちが先」かというとパーマが先になると思います。
パーマを後にするとカラーの色落ちが目立つのでカラーを後に施術した方がいいです。
メニューとメニューの間が一か月以上あく場合どちらか先かはあまり気にしなくてよいですが、縮毛矯正orパーマとカラーをする場合も、カラー施術が後になります。
縮毛矯正orパーマとヘアカラーどちらも行うのは、髪の毛に負担がかかりますので、美容院にいった時のトリートメントと日頃のホームケアをしっかりと行うようにしましょう! 特にホームケアはとても重要で自分がやるかやらないかで1ヶ月、2ヶ月後の髪の状態が大きく変わってきますので、まずは始められることからやってみてください。
まとめ
以上、メニューによって美容室を分けることについて、メリットやデメリットなどをご説明しました。
また、冒頭に書いた「カラーだけで利用される方」「トリートメントだけで利用される方」の話には続きがありました。
初めて行く美容院は中の雰囲気が分からないので単品メニューで様子を見るのに「カラーだけ」「トリートメントだけ」で来店してくださっておりました!!
興味があるけど、互いの好みが分からない初めての美容院でカットをする勇気がない場合「トリートメントだけ」でも来てみてください。
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